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お口の中に銀歯はありますか?
2024年8月29日
数年前までは虫歯治療は銀歯が主流でした。
日本で多く使われている銀歯は金・銀・パラジウムなどの金属をかけ合わせた「金銀パラジウム合金」と呼ばれる金属です。
加工しやすいため保険治療で使われており、何らかの形で口の中に銀歯が残っている成人は全体の7~8割を占めると言われています。
しかし、欧米ではセラミックの治療が一般的であり、銀歯はほとんど使用されていません。
銀歯のデメリット
⓵金属アレルギーを引き起こしやすくなる
お口の中の銀歯が唾液に触れると、金属の成分が溶け出して金属イオンになります。
この金属イオンが体の中のたんぱく質と結合してアレルギーの原因となるアレルゲンとなり、時間とともにこのアレルゲンが体内に蓄積され、金属アレルギーを引き起こすリスクが高まってしまいます。
⓶二次むし歯になりやすくなる
銀歯は高温になると金属が膨張し低温になると収縮しますが、歯と熱膨張係数が違うので、熱いお茶を飲んだり、冷たいアイスを食べたりしたときに、金属と歯をくっつけているセメントが剥がれ、そこから唾液が入りこんで銀歯の下が虫歯になってしまうのです。
長持ちするセラミックがお勧めです☝︎
銀歯の下が虫歯になっても、また治療をやりなおせばいいじゃないか、とお考えの方もいると思います。
しかし、治療を繰り返すたびにむし歯になったところを削るので、繰り返すと神経を抜かなければならなくなってしまいます。
最近は保険でもプラスチックとセラミックを混ぜた白い歯を選べるようになりました。
しかし柔らかいため、大きく歯を削る必要があります。
また、大きな荷重がかかると、たわんで脱離したり破折したりすることがありますので全ての歯の治療に使えないこともあります。
そのため当院としては、身体に優しくて長持ちし、白くてきれいなジルコニアなどのセラミック治療をおすすめしています。
自費治療になりますが長持ちするので、長い目でみれば保険治療を繰り返すよりも生涯の歯科治療費が安くなる可能性もあります。
銀歯をセラミックに替えたい方は、お気軽にご相談ください。