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歯科保存治療について
歯は親しらずを除いて全部で28本あります。それぞれ形が異なるのは1本1本に役割があるからです。その大切な歯を1本でも失うと咬み合わせのバランスがくずれ口腔全体の健康を脅かすことにもつながります。歯を長く保つために行う治療を総称して「歯科保存治療」といいます。
歯の健康維持について本気で考えている方を熱意と誠意をもってサポートする福岡県小倉の歯医者「なかはら歯科クリニック」では、末永くご自身の歯で過ごしていただくために、歯科保存治療に対応しています。
歯科保存治療とは
歯を抜かずに残し、機能させていくための治療を行うことです。歯を失う原因になる口腔内のトラブルの代表は虫歯や歯周病です。虫歯は歯質が「酸」によって歯質が溶かされていく病気です。そして虫歯を放っておくと歯の中の神経にまで汚染が進んでしまいます。歯と歯ぐきの溝にプラークや歯石がたまり、歯ぐきが炎症を起こし、重症化すると歯が抜け落ちてしまうのが歯周病です。
歯科保存治療はおもに3種類あります。溶かされた歯を補修する「保存修復」と歯の中の汚染された神経の治療をする「歯内療法」、そして歯を支える組織の病気を治療する「歯周療法」です。
自分の歯に勝るものなし
虫歯は歯を覆うエナメル質を溶かし、さらに進行するとその内側にある象牙質を汚染します。象牙質が虫歯になると、その内側にある神経が少し下がります。この下がった部位に生じるのが「第三象牙質」です。時間をかけて虫歯が進行した場合には、虫歯部分を削っても神経にまでは達しないことがあるのは「第三象牙質」があるためです。
歯の神経を抜いてしまうと歯に栄養がいきとどかなくなるので、変色したり、もろくなったりします。歯質も歯の神経もできるだけ残すことが歯の保存につながるのです。歯科医療の進歩により多少大きな虫歯の場合でも、薬剤を併用することで神経を抜かないで治療することが可能になってきています。
どんなにきれいな人工歯を装着しても天然歯に勝るものはありません。そのためできるだけ抜かない、できるだけ削らない治療を心がけることが大切なのです。
いつまでもご自分の歯で生活するために
いつまでもご自分の歯で過ごしていただくために定期検診をおすすめします。それは病気にかかってからの治療よりも、病気を未然に防ぐことこそ口腔内の健康維持に直結するからです。毎日のブラッシングも欠かせません。プラークを残さないことが虫歯や歯周病を予防するからです。そして毎日ケアしていてもどうしても残ってしまいがちな汚れを定期検診で落とせば病気のリスクを減らすことができます。
虫歯になってしまうと、咬み合わせのバランスがくずれ、咀嚼(そしゃく)効率が下がり、消化器官に負担をかけてしまうかもしれません。また歯周病は糖尿病や心疾患とも関連しているともいわれています。全身の健康のためにも歯の健康を保つことが大切ですので、歯科の定期検診のご活用をおすすめします。
歯髄温存療法について
神経を取らずに虫歯治療を行うことを「歯髄温存療法」と言い、神経を残すことで歯の寿命を伸ばし、健康的な口腔内を持続することができます。
歯髄というのは、歯の異常を察知し、脳に危険信号を発したり、血管を通じて歯に栄養を送ったりなど、非常に重要な役割を担っています。
その為、当院では患者様の健康を最優先に考え、歯髄を残しておくことが何よりも重要であると考えています。